本記事では
・SNSを起点にしたカスタマージャーニー
・各ポイントで効いている「スタイラー」と「レビュアー」のコンテンツ
を中心にお話していきます。
SNSでブランドに関連する投稿者は大きく分けると、上の画像のように
・スタイラー:ライフスタイルの参考になるシーンや世界観と共にブランドを投稿
・レビュアー:実際の商品利用レビューやリサーチした内容の投稿
の2タイプが存在し、それぞれ発信している内容と、受け手が求めるニーズ・参考にするポイントが異なります。
この理由を、ブランドとSNSユーザーとの関係から、ジャーニー起点で解説していきます。
SNSで商品を認知し、購買まで起こっている今の時代では、
下の図のように、SNS上で「受動的・偶発的な情報接触」と「能動的な情報探索」が起きています。
目的を持たずSNSを開き、好きなインフルエンサーの投稿を見たり、友人とコミュニケーションしている時もあれば、
特定の消費ニーズが発生したときに、SNS上で検索して情報を収集・保存し、購入を真剣に考えている時もある。
このように、一人一人のユーザーがSNS上で、
受動的・偶発的な認知 ⇔ 能動的な探索 を短期間で繰り返し、
購買のための情報整理や意思決定を行っている実態があります。
ある化粧品ブランドでは、新色のマスカラ発売のツイートをタイムラインでたまたま見たユーザーが、
その後インフルエンサーの動画に偶然接触したことでさらに興味醸成され、
そこから自身でレビュー口コミなどをSNSで調べて探索、
その後ほんの数日で購入まで至ったようなデータもあります。
このようなSNSを起点にしたカスタマージャーニーが増加している中、ブランドが取り組むべきは、
ユーザーのSNS上のコンテンツニーズを理解し、以下の2つの施策を組み合わせて打つことです。
・「スタイラー」による憧れ、共感の醸成
・「レビュアー」による、実利的な商品利用メリット
当然、ブランドのカテゴリによって傾向も違うので、事前のリサーチも必要です。
例えば保険の商材などであれば、
明らかにレビュアーが多く、レビュー情報・メリットをまとめた情報ニーズが高い傾向に。
子供向けの商材であれば、ライフスタイル投稿で憧れや共感醸成もありつつ、
やはりレビューや使用感を気にする人が多い、などブランドにあった施策設計が必要です。
このように、ブランドに親しいSNS上のUGCやエンゲージメントしている情報を、実際に分析し整理することで、
ユーザーのジャーニーと共に、SNSの戦略を考えることができます。
ソーシャルメディアのメカニズムやマーケティングを熟知しているspiceboxでは、数多くの気象様のマーケティング支援から編み出された独自メソッドによって成果を上げることが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。